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2020年 8月 10日 夏は受験の天王山
というタイトルですが、大切なことを伝える前にちょっと豆知識を。
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この当たり前に使われている「天王山」という言葉、どのような由来かみなさんご存知ですか?この「天王山」というのは、遥か昔に明智光秀と羽柴秀吉が覇権をかけて戦った舞台となった、京都にある山の名前を言います。これが語源となって、いつからか「物事の勝敗の分かれ道」と言う意味として捉えられるようになったそうです。
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そして、本題です。
夏をどう制するか!という具体論は山ほどありますが、そうではなく、持っていて欲しい心構えをただ一つここで伝えたいと思います。大学受験における夏というのは、もちろんいつだって分かれ道は訪れますが、まさにこの勝敗の分かれ道の大きな分岐点ともなる季節です。直前期に劇的に成績を向上させる原因づくりとなる夏、とでも言うのでしょうか。
合格のために必要なのは
もちろん試験本番の「合格点」です。
そして合格点を構成するものは、いろんな要素がありますが、量と質と志望校への熱意です。いずれも大事な要素ですが、まず何より圧倒的な量が求められます。もちろん、質と志望校に向けての志望理由が伴った熱意もまた更に大切ですが、いつもより多くの時間が取れるこの夏というのは合格を創り上げる非常に大事な要素となる量を積み重ねる絶好のチャンスな訳です。もちろん、それ自体に何の疑いようもありません。
特に今年は、現高校3年生から大学入学共通テストへと試験が変わることに加えて、こういった日々変動する社会情勢の中だからこそ、この夏がどれほど大切かというのは、みなさん学校でも耳にたこが出来るぐらい聞いていると思うので、もう言わなくともわかっていることだと思います。
ただ、みなさんに意識してもらいたいことは、夏が受験の天王山だからと言って「夏に頑張ったら合格できるんだ・・!」ということではない、ということ。もちろん頑張ることは大事なことです。しかし、目の前の勉強に懸命に打ち込む中で、周りが少し見えなくなってしまうかもしれませんが、全国の受験生も等しく努力をしています。みんな勉強をする、つまり夏に頑張ることは「当然」なんですね。
もちろん夏に努力をすることで、着実に一歩ずつ目標に近づいていることは事実です。しかし、合格者数にも限りがあるのが大学受験。近づいたけれど入れなかった、という結果は、努力をしている以上決して望んでいませんよね。大学にもよりますが、受験者数よりも随分少ない合格者数の中の選ばれた合格者となるためには、努力し続けることは「当然」となる訳です。(体調不良を除いて)立ち止まることが出来ません。
大事なのは、その先なんです。
厳しい言い方をすると、みんなが頑張っている以上、もし夏に自分は頑張れないという限りは志望校には合格できないということです。合格をする生徒は、例外もあるかもしれませんが、受験することを志した時から、夏に限らずいつだって努力をしてきています。では、どうやってその限られた合格者の中に入っていくのか?それは、与えられている時間は同じであるからこそ、その与えられた時間の中で努力をしていく中で、どれほど今の努力を濃いものにしようと自分からするか、その姿勢と行動で決まるのではないでしょうか。
8月も約3分の1が終わろうとしています。
1日を振り返ってみて、今日の自分の頑張りは満点を与えることが出来るほどのものになっていますか。受験を終えてからこの夏を振り返り、後悔しない努力をしていると自信を持って言えますか。この記事を読んでくれた時からでも遅くないです、言えるように努めていきましょうね。
「この合格があるのは、あの夏の努力があったからこそだ」と言えるように、まさに成功に向かった分かれ道に出来たと胸を張って言える夏にしていきましょう!
夏は受験の天王山
第一志望校に合格を果たして、みなさんがこの言葉を後輩達に語り継ぐことが出来ますように!
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